田中 亜紀 写真展「ゆらぎ太陽」 2011年5月6日(金)〜28日(土) 作家略歴 写真集 |
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C prints, 11x14inches edition of 30, 20x24inches edition of 15 with Aki Tanaka's signature and edition notations | |||
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『ゆらぎ太陽』 太陽の光を浴びながら撮影する時間は、自分の今と対峙し、確認する為に必要で大切な時間です。 暖かい日差しの中で写真を撮る事で呼び起こされる記憶は希望にみちた未来を想像させてくれます。 太陽の光を写したフィルムには、 私達をとりまく様々な波から伝わり生じる目には見えない何か、 香り、音色、風、熱、湿度、ぬくもり、苦しみ、喜び、楽しみ、悲しみ、不安、恐れ、怒り、痛み、気持ちよさ、そしてめまいがするような何か、 を写しとる事が出来るのではないかと想像しながら撮影します。 認識する目に見える限られた世界を意識的に消失させる。 成長する課程で覚えた知識や価値観から自分を解放する。 太陽の光だけを見つめる事で出会える新たな風景を楽しむ。 五感を通して身体の外側で感じられる様々な波を自分の肉体を通し感情という名の別の波に変換し吐き出す。 自分から発せられた波を太陽の光を通してフィルムに記録する。 全ては錯覚の上での作業かもしれません。 けれど想像する力が希望を感じさせてくれる、その時間が私はとても好きです。 "ゆらぎ太陽" はその様な作業を繰り返し、目に見えない波にゆさぶられながら撮影した、"游ぐ太陽"と"1/fの太陽"で構成しました。 "游ぐ太陽 Sunshine Pulse" では、先の見えない不安感に強くつつまれた社会で、自分の生活圏である東京の空気と水で育つ桜を媒体として 太陽の光にレンズを向けました。生まれ育った日本を象徴する桜に自分を投影し、太陽の光を希望、闇を現代社会に潜む不安に置き換える事で その間をゆれ動く自分の感覚や感情を写真に写し撮る事は出来ないだろうかと考えたからです。 ”1/f の太陽 Sunshine Volition"では、地球の生態系のバランスが崩れ身体の外から負の波を感じる事が多い今、自分の内側にある意志の力や 選択をするという事の重要性を考ながら撮影をしました。 負ではない何かを選択をする。 まず、一番好きな季節に一番気持ちがいいと感じる太陽の光をフィルムに記録する事から始めました。 田中亜紀 |
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