「日常の知覚」
井上尚久
Takahisa INOUE
2014年3月発行
4,800円+税
上製本/写真137点
サイズ 250×313×22mm
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私たちは、視野に広がる三次元の対象について五感をもとに感じることができる。 五感をもとに感じるということは、目の前にある日常空間を人それぞれが独自に知覚することを意味する。
この世界を形づくるすべての“もの”や“こと”が人々の知覚によって存在するのである。 広さ、高さ、深さ、距離、速さ、熱さ、硬さ… 私たちが知覚する物理量は本当に不変なのか。
現代ほど、この問いに向き合うことが求められる時代はない。
バーチャルリアリティは、人間の脳の本質を暴いていく。
社会は日常のあらゆることを複雑により複雑に関連づけ、私たちがあたりまえと思っている日常が揺らぎ始めるとき、世界はカオスへと向かっていく。
ここにある日常を写した写真群は、本当の世界なのか…
井上 尚久
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