「Kemonomichi」

小林 紀晴
Kisei Kobayashi

2013年1月発行
3,800円+税
上製本/写真89点
サイズ  253x259x10mm

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出雲から諏訪に神がやってくる以前、ミシャグチという土着の神が存在していた。
さかのぼれば縄文文化が繁栄していた。
出雲からの神、ミシャグチ、縄文。
この3つが諏訪湖と、屏風のように立ちはだかる八ヶ岳のあいだで、いまも蠢いている。
けっして過去のものではない。ときに、それらの力をひしひしと感じる。
何かをきっかけに、日常を乗り越え、忽然と姿を現し、ひとつになる。
その瞬間を、私は待つ。
やがて、目の前に、容易には見えなかった一筋の道があらわれる。
私はその奥へ、深く分け入ってみた。

 

 

(著者あとがきより一部抜粋)

        


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