「ガンジス」
武田充弘
Mitsuhiro TAKEDA
2014年1月発行
3,000円+税
上製本/写真65点
サイズ 208×232×14mm
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ガンジス川は、ヒマラヤ山脈南麓の氷河を水源とし、北インドの平野を流れ、ベンガル湾に注ぎます。全長2500km、標高差4000mの大河です。
私は2007年から2013年の間に、源流から河口まで、4回この川を下りました。川沿いで暮らす人々や動物達の、生きるリズムに惹かれたからです。
ガンジス川は、現地では「ガンガー」というヒンドゥー教の女神の名で呼ばれています。川そのものが聖地となっていますので、日々至る所で宗教的行事が行われています。しかし私はそれらをほとんど撮影せず、彼らの営みにのみ目を向けました。
また、この川の本流は、最終的には隣国のバングラデシュへ流れて行きますが、私はあくまでインド内のガンジス川にこだわりました。
人々も動物達も川も風も大地も太陽も、それぞれが思いのままに生き、すべてが違和感無くとけ込んでいるように感じました。
きっと今日も、そこへ行けば彼らのリズムに出会えるはずです。
武田充弘 |