「4月25日橋」

内藤 さゆり
Sayuri NAITO

2009年1月発行
2,300円+税
上製本/写真47点
サイズ  232x206x14mm

HOME    作家HP
 

「4月25日橋」とは,ポルトガルの首都リスボンを流れるテージョ川にかかる橋の名前である。

1974年4月25日、一滴の血を流すことなく独裁政権を倒した「カーネーション革命」にちなむものである。

「4月25橋」は、リスボン市民にとって、遠く離れていても故郷を思い出すよすがであり,季節ごとに人生への思いを託すものであるだろう。

この写真集には,透明なひかりがあふれている。

湿度の高いジパングとは違ってそこには、かわいた空気が流れているためであり、時間が止まっているかのような印象を受けるのもそのためである。

ヨーロッパ大陸最西端の国・ポルトガルは、いまでも遠い国であるが、写真家は、透明なひかりをもとめてポルトガルへ,リスボンへ旅をしてきた。

この写真集は、そうした写真家が初めて世に問う、ポルトガルへの、リスボンへのオマージュである。

   

(株)冬青社  〒164-0011 東京都中野区中央5-18-20  tel.03-3380-7123  fax.03-3380-7121  e-mail:gallery@tosei-sha.jp