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この度の写真展では、『Photo Exhibition for Better』シリーズの第2回目を開催いたします。本シリーズでは、年に1度、写真の力を通して、「地球環境や社会に対して、今より少しでもよい影響を与えるきっかけ」になる写真展を開催します。
特定のテーマにとらわれず、ギャラリー冬青としてその時々に大切だと思う国内外の社会課題を取り上げ、本シリーズの会期中、写真展売り上げの一部をその課題に関する活動へ寄付させていただきます。
「この人のためなら自分の人生をかけてもいい。」
そう思える人と出会うことのできる人生はこの世界にどれほどあるのだろうか。それも日本から遠く2万キロ離れた中央アフリカのリチャードという友人だという。
2017年に友人リチャードと彼の祖国中央アフリカ共和国の平和構築を目指しPEACEisプロジェクトを立ち上げた。争いを続けなくても安心した日々が過ごせるよう、また現地の方々が主役となり雇用を生みだすことのできる「持続可能な支援の形」を模索し続けてきた。現在も年の半分以上現地で共に挑戦を続けている。
2022年にPEACEisプロジェクトの第１弾として養鶏場をスタートさせた。その養鶏場「Source de la Paix et Peace〜平和の泉〜」は、中央アフリカで初の大規模養鶏施設となった。さらに驚くべきは、同国内で現在も争いを続けているキリスト教徒とイスラム教徒が手を取り合いながら運営している⋯⋯いわば、奇跡の養鶏場である。
今回の写真展では写真作品やイベントを通して、中東やアフリカの内戦を20年以上取材し続けてきた青木さんの思いやPEACEisの活動を知り、彼らの挑戦を一緒に応援するきっかけになって欲しいと願う。
ギャラリー冬青 野口奈央
【展示作品について】
この度の展示作品につきまして、銀塩作品は台湾でオルタナティブプロセスの第一人者ソンさんのラボ「Kuangyin Arts Co. / PYEIMAGE Studio Co. 」にて、泥まみれの銀塩作品はアトリエシャテーニュさんにて、鶏卵紙作品は2024年ギャラリー冬青で展示させていただいた写真家の稲垣徳文さんに特別にご協力いただきました。
ご協力いただきました皆さまへ心より感謝を申し上げます。
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