猪股 良文 写真展
「 études Ⅰ~Ⅳ」

2022年4月1日(金)〜30日(土) 作家略歴


古典印画法 18点
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デジタル全盛の昨今、写真の世界もKodakの撤退をはじめとしてフィルムや印画紙の製造が減少して、ほんの数年前にはいずれフィルムも印画紙もなくなるのでは、という話も聞かれました。しかし近年小さいフィルムメーカーや印画紙メーカーが増え始め、銀塩はもちろんプラチナプリントなどの古典印画法によるアウトプットを選択する写真家も増えてきました。
私がプラチナプリントで作品を作り始めたのは30年ほど前の事で、まだPGIがオルタナティブプロセスの材料を販売するボステック&サリバンの代理店になる前でした。その後プラチナプリント以外の古典印画法にも興味を持ち、湿板、カリタイプ、鶏卵紙、サイアノタイプ、バンダイク等を模索してきました。
昨年、冬青の高橋社長から様々な技法のプリントで写真展をしてみないか、とお誘いを受け、古典印画法の魅力を知っていただく良い機会かと思い今回の展示になりました。
作品のアウトプットの選択肢として参考になれば幸いです。

 


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