星野 寿一 写真展 2021年12月3日(金)〜25日(土) 作家略歴 |
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オリジナルプリント 14点
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こうみょう《光明》とは、希望、仏・菩薩から発する慈悲や智慧を象徴する光。 還暦のお祝いに何か欲しい物があればと言う家内の申し入れを受け、当時ウッドシャフトのピッケルを飾っていた登山用品店の店長に相談したところ、「RUEdi bhend」製作で有れば手に入るとの知らせ、迷う事無く購入する事にした。若かりし頃愛用していた三代目「BHEND」とは異なるが、飽きもせず眺めていると、当時の山々を想い八方尾根から第三ケルンまで登り北アルプスの山並みを堪能した。その帰りに塩の道をとおり石仏を撮り歩いて来た。 その後、信州・甲州辺りを撮り歩き、本格的に石仏の写真を撮りたくなり、江古田の2Bに通う事になった。そして卒展の作品制作に選んだ海岸寺の百観音、ハッセルによるゼラチンシルバープリントで発表する予定であったが、師匠の助言でデジタルでという事になり、改めて撮り直してデジタルプリントからプラチナプリントで発表する事になった。それからはプラチナプリント・サイアノ・ソルト・湿板・鶏卵紙とオルタナティブ・プロセスによる制作を続けてきた。 今回は、ギャラリー冬青のクローズイング最後の展示と想い、作品制作という機会を与えてくれた最初の作品、そして卒展に展示できなかった写真を中心に構成する事にした。観音菩薩は衆生を救うために三十三のお姿に変身するという、ゼラチンシルバー、湿板によりその「変容」を表す事にした。
十二月の展示後、新たなギャラリー冬青の「変容」もあるとお聞きしているので楽しみと期待が膨らんでくる。
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(株)冬青社 〒164-0011 東京都中野区中央5-18-20 tel.03-3380-7123 fax.03-3380-7121 e-mail:gallery@tosei-sha.jp |