フォトグラファーハル PHOTOGRAPHERHAL写真展 Flesh Love All
作家略歴
−展示案内−
作品を通して愛を表現したいと思っている。 なぜなら社会すべての物事は愛が基になっていると思うからだ。 誰もが家族や恋人を愛する。 しかしそれが自分たち以外へ向けられているかどうか。そこが重要だと思う。 向けられていない場合、それが時に格差を作ったり争いを生み出すのではないか。 そして唯一愛だけが人種や格差を超えて全てのものを一つにできるパワーを持っているのではないだろうか。 だから我々は愛の意識を外側へ広げ、様々なコミュニティーを超えて愛のリンクをどんどん周りへ広げていくべきだ。 そのような考えに基づき、私はカップルとその周りのものすべてを風景ごとパックするプロジェクトを開始した。 愛し合うカップルだけでなく、周囲の全てのものをパックし、やがて風景全体がパックされることによって、世界のもの全てが一体化したイメージを作った。 撮影場所は彼らが生活している場所だ。 そしてこの撮影に参加するには死と隣り合わせの愛と覚悟が必要であり、撮影するこちら側も相応の覚悟が必要である。 愛するもの同志がひとつになり、そしてその外側へと繋がって行き、世界が一つになる。 それは一つの理想的な愛の形だと思う。