勝田 暉子 写真展 「小さな旅のはじまり」
山陰の海沿いの村、山あいの村を 訪ね歩く旅は、その土地に生きる 人たちの暮らしと暖かさに触れ、 面白さ、楽しさを覚えていった時間であり、 私の心は自由であった。 季節の折々に出逢った子どもたち。 素朴であどけない姿でそこに暮らしている。 移ろっていく風土の光の中で、 子どもたちと私は刹那を共にした。 過去の現実は確かな存在として、 山陰の風景の中に私はよびもどされ、 まるで昨日の出来事のように想う。 勝田暉子