山下恒夫 写真展

Fragments of journey 1993-1997

2018年3月1日(金) -31日(土)

作家略歴


ゼラチンシルバープリント

  


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 銀座5丁目にある銀座カツミ堂写真機店で中古のミノルタCLEと28ミリ、40ミリ、90ミリの3本のレンズを買ってヨーロッパへの短い旅を繰り返した。 被写体の意味性に依らず、安易なストーリーテリングではない写真を撮りたかった。今思えばきっかけは1993年、マリクレールの日本版7月号に掲載されていたパリの写真を見たことかもしれない。そのモノクロ写真は今まで見たどのパリの写真とも違っていた。パリを撮りながらパリについて何か情報を伝えようとしているわけではないし、そもそも情報という要素を無視しているような写真だった。作者の名は白岡順。初めて見る名前だった。

 海外を旅していると初めて見る風景や人々を手当たり次第写真に撮ってしまいがちだ。始めの頃はどこそこにこんな風景がありましてこんな人々が住んでおります的な写真しか撮れなかった。しかし旅をして現像とプリントを繰り返しているうちに写真に必要なことと不必要なことがわかりかけてきた気がする。その頃の写真をもう一度見直して再構成してみた。

                                            山下恒夫


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