菊池 東太(きくち とうた)  写真展

ナバホ・インディアン

2016年2月5日(金) - 27日(土)

作家略歴
 


ゼラチン・シルバー・プリント(作家サイン入り)


  

  

  

            
 
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 アメリカにインディアンと呼ばれている人たちがいる。
 アメリカの先住民族のことだ。かれらはインドから渡ってきたわけではない。
 コロンブスがカリブ海に到達した時にインド周辺の島であると誤認したことに由来する。

 とにかくかれらはアジア大陸からベーリング海を渡って、アメリカ大陸にやって来た人たちである。

 かれらは白人がアメリカにやってくる17世紀までは300万人以上いたという。
 数百年にわたる白人との戦いで半数以下に激減したが、現在はほぼ以前の数字に戻ったと推定されている。

 2010年の国勢調査で自分は先住民であると答えた人は293万人余り、種族の数は約500部族。

 その中で最大の人口を有する人たちは主にアリゾナ、ユタ、ニューメキシコに住むナバホで
 20万人を超えている。このナバホの保留地はほぼ北海道の広さに匹敵し、
 千葉県の緯度と大体同じである。

 ナバホはスペイン人から羊を飼うことを習い狩猟民から遊牧民に生活形態を変えた。
 そのまま狩猟民を続けたのはアパッチである。

 この人たちはナバホである。
 羊を100頭あまり飼い、土で造った伝統的な住居、ホーガンに住んでいる。

 毎年会いに行って今年で45年になる。

 

菊池 東太


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